大学を卒業し、非常勤講師を経て教員試験に合格、念願の高校教師にやっとなることができました。すると、顧問の先生はサッカー未経験なので、副顧問として部活を指導してくださいと言われました。次の日から、早速生徒達と汗を流す毎日を過ごしていましたが、ある日頭が痒くなり気が付いたら大きなフケが肩についていました。

こんなの女子生徒に見られたら大変と思い、頭の中を鏡で確認すると頭はフケでカサカサになり湿疹も出て赤くなっていました。その日は白っぽいジャージを着ていき、フケを目立たないようにして放課後まで過ごし、早速皮膚科に直行しました。診断の結果は脂漏性皮膚炎と言われ、多分、先生になったばかりのストレスと頭皮をきちんと洗わなかった為と言われました。

そう言えば勉強を教える準備とサッカーの練習計画とかで、5分位でお風呂を済ませていました。薬をもらい、丁寧に頭を洗っていましたが、まだフケが出ていて毎日それがストレスに感じました。なるべく黒系の服は着ないようにし、審判の時は汗を拭くふりをして肩回りを払いました。

しかし、たまたま戦術の思案中、後ろから生徒に肩を払われました。「先生フケが出ていますよ」とニヤニヤしながら、慌てて実は脂漏性皮膚炎と言う病気だと言い訳のように説明しました。すると、その生徒が「脂漏性皮膚炎は俺もなりましたが、無添加シャンプーで治りましたよ。」言われました。

早速、帰りに教えられたシャンプーを買って使ってみると、次の朝フケが出ていませんでした。これでようやくお気に入りの黒のジャージが、フケを気にせず着る事ができます。生徒に教えられる事もあると、先輩の先生が言っていたのは、まさにこの事かもしれないと改めて思いました。